Winny開発者逮捕

インターネットを通じて人気映画やゲームソフトなどを簡単に入手できるファイル共有ソフトWinny」を開発、利用者が違法に複製するのを可能にしたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室は10日、著作権法違反のほう助容疑で、東京都内に住む30代の東京大助手の男を逮捕する方針を固めた。同日、任意同行を求め、容疑が固まれば逮捕、自宅などを捜索する。
 ファイル共有ソフトの開発者が著作権法違反のほう助容疑で逮捕されるのは初めて。
 助手は開発前、摘発されにくい共有ソフトをつくるとネットの掲示板に書き込みをしており、府警はソフトが違法な複製に利用されるとの認識があったとみて、ほう助容疑にあたると判断したもようだ。
 Winnyはネット上で無料公開されており、利用者が匿名でファイルをやりとりできる上、ファイルは暗号化されていて通信内容の把握も難しく、著作権保護団体などが「ソフト違法コピーの温床」と指摘していた。

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